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湿工塗りの効果

「タバコの副流煙の不快効果を抑える緑化製品の開発と環境向上に関する試験」
タバコの喫煙が及ぼす、人体への健康および周囲の環境に対する影響については、様々な意見があるが、リスクを伴うという見解は国内外において共通の認識となっている。喫煙が与えるリスクには、大きく分けて喫煙者が直接吸入することによる煙の影響(主流煙)と、たばこの燃焼部位から生じる煙(副流煙)とがある(JTホームページより)。

 

しかしながら、その一方で喫煙者がより快適にたばこを喫煙する環境づくりも同時に重要である。近年、自然の動植物がもつ構造や機能に着目し、新たなイノベーション的産業技術開発の研究事業の募集がされるなど、興味深い取り組みがされている。そのような自然が本来もっている大きな能力の1つに、森林内空間がもつ自浄作用がある。これは森林内に自生する植物がもつアロマ効果物質の放出や、二酸化炭素を吸収し酸素を出す能力、およびNOXやSOXをはじめとする人体に悪影響を与える物質の取り込みなど、多くの環境を向上させる能力をもっている。
​ 最近の禁煙傾向から、喫煙者が排出する副流煙を周囲の環境や喫煙者以外の人に影響を与えないために、喫煙場所の制限や閉鎖された喫煙ルームなどの限られた空間でタバコを吸うなどの配慮がなされている。
 そこで、「森林環境を喫煙空間に実現」させる技術ならびにこれを具現化させるための開発は、従来のようなたばこの喫煙自体を制限するような一面的な対策から、たばこの喫煙リスクを極力排除するシステムを創出することにつながる。さらに、喫煙に対するよりよい理解を提供する場をつくるだけでなく、喫煙者ならびに周囲に負担をかけない「ひととき」をつくりだすことにもつながる。
 室内の照度は、森林内の照度と同等であり、このような暗い環境下では多くの植物は酸素を吸収し二酸化炭素を排出するため、環境の向上にはむかない。しかしながら、このような森林内などの自然環境で生育する植物の多くは人工的な栽培は非常に困難である。
ウルオウル(URUOURU®)は、屋内環境向上させる基盤として、また自然環境を屋内に取り入れるための緑化基盤として開発されたものであるが、本製品はとくに森林内のような直射日光があたらない環境に生育する蘚苔類植物や維管束植物を壁面に固定し生育させることに長けているため、酸素を排出し、従来困難とされてきた希少種や環境向上に効果のある植物を室内空間に設置し、自然能力をとりいれた新たな緑化効果をもつ空気清浄フィルターの役割を担うことができる。
そこで、たばこの喫煙による不快要因とされる、1)空間壁の変色、2)臭気および3)粉塵について、URUOURU®がどの程度抑制する効果があるかを調査した。
​実測データはこちら(pdf形式)→
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